廃車のナンバープレートが記念に欲しい時の売却方法とは?
- 廃車買取コラム
ご自身の愛車を廃車にする時に、ナンバープレートが記念に欲しいという方も時々いらっしゃいます。
原則的に、ナンバープレートを付けたまま車両を保有しているとそのまま毎年の自動車税がかかります。
自動車税がかからないようにするためには抹消手続きを行うのですが、その際通常はナンバープレートの返納も必要となってきます。
しかし、ナンバープレートの返納に係る抹消手続きとなると、複雑な手続きが必要だと聞いて諦めそうな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、ナンバープレートを保管したまま廃車にする時の売却方法について解説しますので、最後まで読んでぜひご参考になさってください。
せっかく長年一緒に過ごしたお車ですので、記念にナンバープレートを手元に残しておきましょう。
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ナンバープレートを持ち帰ることは可能
まずはそもそも論で抹消手続きを行った際に「ナンバープレートを持ち帰ることはできるのか」が問題となってきますが、結論は可能です。
しかし「ナンバープレートを持ち帰ることはできない」という意見も散見されます。
それは、ナンバープレートを持ち帰ることができるようになったのが2017年からなので、それ以降車を売却したことがない方にとっては「ナンバープレートは持ち帰ることのできないもの」と思い込んでしまっているからだと思います。
ナンバープレートを持ち帰る時の流れ
田島車輌では、基本的に買取り・お車の引き取り・抹消手続きを一括して代行しているので、言って頂ければナンバープレートを返納しない手続きも行いますが、流れを理解することで納得頂ける方もいらっしゃると思いますので簡単に説明します。
記念所蔵ナンバー破壊(穴あけ)申込書への記入
通常の廃車手続きや一時抹消手続きを行なってしまうと、そのままナンバープレートの提出をしなければなりません。
それを防ぐために、陸運支局や軽自動車検査協会の窓口で、「ナンバープレートを持ち帰りたい」という旨を伝えます。
そうすると、「記念所蔵ナンバー破壊(穴あけ)申込書」という書類をもらえますので記入して提出します。
その際手数料が200円〜500円ほどかかります。
ナンバープレートに穴を開ける
そのナンバーを再び使用できないように規定されている所定の場所に規定の大きさの穴をあけます。
ナンバープレートの左上、地名の左あたりに直径40mm以上の穴をあける必要があります。
記念にとっておきたいのに美感を損ねることになりますが、これは定められていることなのでどうしようもありません。
破壊完了印への押印をしてもらう
ナンバープレートへ既定の穴をあけた後に、「破壊完了印」となかなかインパクトのある名前ですが手数料納付書に押印してもらいます。
ナンバープレートは上記の穴あけ以上に破壊されることはないので安心してください。
手数料納付書に破壊完了印を押印してもらうと、通常のナンバープレートを返納する際の「ナンバープレート返納証」の代わりになるので、その後の廃車手続きに進むための必要な書類となります。
この後は通常の廃車手続きの流れと同様になります。
ナンバープレートを持ち帰ることができるようになった経緯
冒頭で述べたように、2017年からナンバープレートの持ち帰りが可能となりました。それ以前は、必ず返納しなければなりませんでした。
なぜ、ナンバープレートを持ち帰ることができるようになったのでしょうか。
それは2019年に行なわれたラグビーW杯の特別仕様ナンバープレートの交付に伴い、「ずっと持っておきたい」という声が大きく上がったからです。
これを機に、ナンバープレートの持ち帰りが可能になりました。
図柄入りだけでなく、通常のナンバープレートも、希望ナンバーなどは特に「ずっと持っていたい、祈念にしたい」という方の声に応える形で、道路運送車両法に従った上で、持ち帰ることが可能になったのです。
その後も、東京オリンピック記念ナンバーや、ご当地ナンバー、思い入れのある番号など思い出に残したいという方々の希望に応えています。
廃車にする際もいい思い出を残しませんか
廃車買取業者にとっては毎日のように行なっている廃車の手続きや作業ですが、お客様にとっては大事にされていた1台だと思います。
廃車買取で嫌な思い出にならないようにするためには、丁寧で全力で親身になって対応する廃車買取業者、正当な対価で買取りしてくれる業者を選ぶことが大切です。
田島車輌ではその素敵な思い出に泥を塗るような強引な営業やしつこい電話などはいたしませんので、もし熊本で大事に乗っていた愛車を廃車にしないといけない、売却しないといけない場合にはぜひご相談ください。
電話番号は0120-393-181